トカゲ太郎のワンダー・ワールド
海に帰ったほ乳類
English


海へ還ろう

始新世の初め(5000から4000万年前)、ほ乳類の仲間で水棲の動物へと進化するものが現れた。つまり陸から水中へと帰って行ったのだ。その後、これらの仲間がクジラ類へと進化することになる。



パキケトゥス

約5000万年前、パキケトゥスはおそらく水辺に暮らしていた。パキケトゥスは水の中でも機能する耳をもっており、それはクジラの耳とその構造が似ていた。この特別な耳のおかげで水中でも正確な方向感覚を保てた。

パキケトゥス


アンブロケトゥス

約4900万年前、始新世初期に生息していたアンブロケトゥスはさらに水中生活に適した身体になった。水かきをもっていて、カワウソのように水陸両棲の暮らしをしていたようだ。

アンブロケトゥス


ドルドン

始新世の後期、4000万年前から3700万年前ごろドルドンは海の中を泳ぎ回っていた。首は短く、長く流線形の身体をもっていたドルドンは完全に水棲のほ乳類であった。視覚や嗅覚を発達させる換わりに、水中で効果的な鋭い聴覚を身につけた。また、ドルドンの背骨は丸い形をしていて、この特徴はドルドンがクジラのような尾びれをもっていたことを示している。

ドルドン ドルドン

特殊な形の歯は、貝などを砕くためのものだ

ドルドンの歯


すべての骨格化石はエジプトで発見された


写真は カナダ自然博物館 にて撮影