トカゲ太郎のワンダー・ワールド
野生動物を数える
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頭数は

野生動物の生息数を知るのはとても難しい。多くの人々の協力と多額の資金が必要になる。
でもなぜ生息数を知る必要があるのだろう。一つの動物種を守ろうとする場合、生息地域内の生息数が増加、減少または安定のどの傾向にあるのか知る必要があるからだ。また、人間活動の影響について知ることも調査の際に大事なことだ。

キューバイワイグアナ
キューバイワイグアナ
ホッキョクギツネ
ホッキョクギツネ

障害

釧路湿原
釧路湿原

動物が暮らしている地域は広大で、しかもその中には高い山々や湿原、深い森林、河川などさまざまな自然環境が存在している。そして、多くの場合人間もまたその中で何らかのかたちで土地を利用している。ある地域は国立公園として、あるところは個人が所有し、または昔からその土地に暮らす原住民の人々も土地をもっている。多くの場合、調査を始めるために研究者は土地の所有者の許可を得なければならない。その上、動物によってはエサを求めて移動するものもいれば、一つの場所を離れないで暮らすものもいるし、いつも隠れていたり、夜行性だったりする。だから種類や生息場所に適したやり方で生息数を数えなければならない。

アオサギ
アオサギ

どこから観察する

上空から数える場合、広い範囲を見渡せるとともに山の斜面や湿地などの平らではない土地まで観察できる。一方で飛行機を利用する場合の問題点は、費用が高いことや森林などでは視界が限られてしまうことなどだ。そのほか、雲や風などの天候状態が調査に大きく影響する。比較的少ない費用で小型の動物を数える場合は、地上での調査が効果的だ。ただ、かなりの時間と労力が必要になることは否めない。

数え方は様々

一つの方法は調査地域を格子状に分けて、一区画の中にいる動物の数を数えるというやり方だ。正確な生息数をつかむにはそれぞれの種ごとに特有なやり方が必要になる。霊長類の場合、研究者は巣やフンの数を数える。ハイイログマを数える時には毛を集めてDNAの分析を行うことで個体を識別する。ライオンやヒョウなど肉食獣の生息数を調べる場合は、それらの獲物となる様々な動物が地域内にどのくらい生息しているのか知る必要がある。

アオダイショウ
アオダイショウ
テントウムシのサナギ
テントウムシのサナギ