|
古代生物の世界 |
|
|
|||||||||
| トップ | 動物園・水族館 | 写真館 | 動物・恐竜の生態 | 動物や自然を守ろう | 紙芝居 | ぬりえ | 神話や民話の中の動物 | 美術館 | 当サイトについて |
今の世界の生き物だけでなく古代世界の生き物(恐竜をはじめとした)も大変魅力があります。 なぜならその生態が、化石から導き出される過去からの情報だけでなく、現代に生きる動物達の骨格や行動から推測されるのも少なくないからです。
過去と現在の両方の世界が密接に結びついていることを想像するだけで、ワクワクします。
|
|
|
恐竜は病気になったのだろうか? 答えは多分イエス。 ウィルスやバクテリアはインフルエンザや結核の原因になる。 もう少し大きな原生動物もまた病気のもとになる。 例えば、プラスモディウムはマラリア病原虫、その名のとおりマラリアを引き起こす。 恐竜たちが生きていた三畳紀から白亜紀にかけて、この原生動物プラスモディウムも存在していたようだ。 ウィルスやバクテリアなどの存在を示す決定的な証拠はまだ見つかっていないけど、原生動物の有無は推測できる。
現在の鳥と類似している恐竜たちとの比較もできる。 ワシやフクロウなどの猛禽類の体内に、ある寄生虫が入ると、下顎に穴が開いてしまう。 あるティラノサウルスの化石標本を調べると、同じような穴が下顎の部分に見つかったのだ。 昆虫が松ヤニの中に閉じ込められそのまま化石となった恐竜時代の琥珀(コハク)がある。 これらの琥珀には当時を知るためのとてもよいヒントが隠されている。 琥珀の中の昆虫に発熱や皮膚病の原因となる原生動物リーシュマニアが寄生していたのだ。 爬虫類はもともと恒温動物よりいも病気にかかりにくいが、この寄生虫は爬虫類にも感染する。 恐竜たちの中には爬虫類に近いものもいることから、蚊などの昆虫を媒介にして感染していた可能性がある。 さらに寄生虫である線形動物(回虫など)が恐竜のフンの化石から見つかっている。 この恐竜は関節炎に悩んでいたのだろう。 |
|
|
|
傷がたえない恐竜たちアロサウルスやトリケラトプスの化石の中には異常に肥大した骨が見つかることがある。 これはおそらくケガを自然に治すために起こったことだろう。 あるアルバートサウルスの化石には骨折を自然治癒した跡がある。 老いた恐竜恐竜も年齢を重ねると、体に様々な老化現象が起きていたことだろう。 例えば足首の関節ががかなり退化したイグアノドンの化石標本がある。 |
|
|
ティラノサウルスがまだ出現していなかったジュラ紀後期、アロサウルスの仲間たちやメガロサウルスの仲間たちは存在していた。 トルボサウルスはジュラ紀後期の恐竜の中では最大級の肉食恐竜だ。 体長は約12m、重さは30tほどもあったと言われている。 トルボサウルスの化石はアメリカのコロラド州やポルトガルから見つかっている。 エパンテリアスも同じ頃に存在していた大型の肉食恐竜で、その化石もコロラド州でみつかっている。 サウロファガナクスの化石はオクラホマ州で見つかった。 この大型肉食恐竜はさらに大きく、体長が13mもある。 これらの肉食恐竜や、同じ時期に存在していたアロサウルスは、ステゴサウルスやミモオラベルタ(アンキロサウルスの仲間)などの獲物をめぐって互いに争っていたのかもしれない。 カマラサウルスや、ブラキオサウルス、アパトサウルスなどの10mをはるかに超える大型草食恐竜たちさえ、餌食になっていたかもしれないのだ。 |
|
|
|
ジャイアントビーバー(カストロイデス)はアメリカクロクマとほぼ同じ大きさの巨大なビーバーだ。 その大きさは体長約2.5m、体重は60~100kgにもなる。 中には180kgもあるジャンボサイズのものもいたようだ。 これまでの研究で2種類のジャイアントビーバーがいることがわかっている。 ひとつは北アメリカにいたもの、もう一種はアメリカ南西部にいたものだ。 どちらも2100万年~1.1万年前に生息していた。
歯の長さは15cmもあり、その形から、ジャイアントビーバーの主な食べ物は植物であっただろうと考えられている。 また、今のビーバーと同じように池や川の周辺に生息し、ダム工事をし巣も作っていたようだ。 でも、体のつくりは今のビーバーに似ているものの、ビーバーの先祖というわけではない。 現代のビーバーと違い、巨体のおかげで、天敵が少なかったはずだ。 群れでやってきたダイアウルフにとってさえ、そう簡単に倒せる獲物にはならなかったようだ。 |
|
|
|
アルクトテリウム・アングスティデンスは5種類いるアルクトテリウム種のなかのひとつ。 ミナミアメリカジャイアントショートフェイスベアとも呼ばれる。 体長が3.4m、体重が1,600Kg もあるとても大きなクマだ。 発見された上腕骨の大きさは、ゾウとほぼ同じ大きさである。
アルクトテリウム・アングスティデンスは、今から200~50万年前に南アメリカに生息していた。 現代のハイイログマと同じように雑食ではあるが、巨大な体を保つため、肉や骨などをよく食べていたようだ。 マクラウケニアのようなラクダの類、オオナマケモノ、ステゴマストドンなど獲物となる動物やその死体には不足していなかったのだろう。 アルクトテリウム・アングスティデンスにとって天敵となる動物はいなかったようだし、スミロドンやダイアウルフなど小型の肉食獣が獲った獲物を横取りすることもあったのかもしれない。 ほぼ同じ時期、アルクトテリウム・アングスティデンスに比較的似ているアルクトドゥス(キタアメリカジャイアントショートフェイスベア)が北アメリカに生息していた。 アルクトテリウム・アングスティデンスが肉も植物も食べていたのに比べて、アルクトドゥスのほうはもっぱら肉食だったようだ。 今の時代に生息しているクマでアルクトテリウム・アングスティデンスの親戚とも呼べるのは、南アメリカの北部と西部に生息しているメガネグマだけだ。 その大きさは、約2mで体重は200kg。 |
|
|
|
白亜紀初期(約1億年前)、大きな大陸だった土地が、現在のオーストラリア大陸と南極大陸に分かれ始めた。 その頃の南オーストラリア付近は、南極圏内にあったものの気候は今よりずっと穏やかだったようだ。 オーストラリア南東部のビクトリア州にあるダイナソー・コーブではレエリナサウラやティミムスなどの恐竜の化石が出土する。 これらの恐竜たちが繁栄していた時代、そのあたりには河の氾濫原が広がっていた。
ダイナソー・コーブ周辺の気候は温暖だったようだが、冬の間はやはり雪が降り積もるほど寒かった。 発掘された頭蓋骨の眼のくぼみを分析した結果、レエリナサウラは大きな眼をもっていて、暗く長い冬でもはっきりと物を見ることができたようだ。 きっと冬の間も活発に活動し、少なくなった植物を食べていたことだろう。 一方、ティミムスは冬眠をしていたらしい。 なぜなら冬眠期間を示すこん跡が骨に残っていたからだ。 アロサウルスの仲間の骨も、ダイナソー・コーブで見つかっている。 冷たい風が吹き付ける寒い日、アロサウルスの仲間たちがやってきて、これらの恐竜たちを餌食にしていたのかもしれない。 |
|
蝶つがいのようになっている上アゴのおかげでイグアノドンは物をよく噛んで食べることができる。 口先でむしりとった植物を上の歯と下の歯の間ですり潰すようにして食べてしまう。 イグアノドンはよく咀嚼できるおかげで、食べ物を効率良く消化することができるんだ。 イグアノドンは白亜紀前期、約1億3000万~1億2000万年前に生息していた。 体重は約3.5トン、体長は約10m、おそらくこの時代の恐竜の中では最大級の大きさだったと思われる。 イグアノドンのもう一つの特徴は親指の大きな爪。 肉食の恐竜対してや、イグアノドンどうしで戦う時に武器となったと考えられている。 当時、アリストスクスやエオティラヌス、デイノニクス、ネオヴェナトルなど、イグアノドンにとっての天敵はたくさんいた。
イグアノドンの手の化石(ロンドン自然史博物館) |
|
現存しているものと絶滅したものを含むすべての胎盤哺乳動物がエオマイアの親戚だ。 エオマイアの化石は中国東北部の遼寧省(りょうねいしょう)で見つかった。 化石の保存状態がとても良かったため、小さな骨や毛皮まで観察できる。 1億2500万年年前に生きていたエオマイアは、体長が10cmほどで、昆虫を食べて生きていただろうと思われる。 ![]() トカゲ太郎 現在、地球上には約5400種の哺乳類が生息していると考えられている。 これらの哺乳動物は大まかに単孔類、有袋類、胎盤哺乳類の3種に分けられる。 カモノハシなどの単孔類は卵を産み、カンガルーなどの有袋類、そして人間などの胎盤哺乳類は赤ちゃんを出産する。 その中でも胎盤哺乳類は一番種類が多く、現在のところ約4000種が確認されている。 |
|
|
ディアデクテスは初期の有羊膜類の仲間だ。 有羊膜類とは4本足の地上性の動物で陸上に適した硬い殻の卵を産む。 おそらく陸上で暮らしていたディアデクテスは、外見が は虫類のようにも見えるが両生類のような身体の特徴ももっている。 だから正確にはディアデクテスは は虫類でも両生類でもない。 ディアデクテスはペルム期前期、約2億8千万年前に生きていた。 いずれにせよディアデクテスは今のところ植物を食べていた最も初期の4本足の動物だ。 さらに体長約3m、体重約100kgで、当時の陸上性の動物で最も大きかったであろうと考えられている。 また、繊維質の多い植物を消化するため、すりつぶすための歯や大きな内臓をもっていた。 ![]() トカゲ太郎 ただ、その巨体にもかかわらずディアデクテスはディメトロドンの獲物になっていたのではないかと考えられている。 ディアデクテスの化石は北アメリカ中で発見されていて、特に北テキサスのレッド・ベッドで見つかっている。 でも、ディアデクテスの化石は今のところそれほど多く見つかっているわけではない。 一方、ディメトロドンの化石は同じレッド・ベッドから比較的多く掘りだされている。 |
|
アウストラロベナトルはオーストラリアで初めて発見された肉食の大型恐竜だ。 その化石はオーストラリア北西部にあるウィントン層から見つかった。 アウストラロベナトルはアロサウルスの仲間で白亜紀前期に生息していたと推測されている。 その背丈は2メートル、体長は6メートルもあったようだ。 ティラノサウルスのような巨大恐竜とは呼べないが、獲物の恐竜を素早い動きで追い回していたことだろう。 中型恐竜のヒプシロフォドンの仲間がアウストラロベナトルのごちそうだったのかもしれない。 ![]() トカゲ太郎 また、同じウィントン地層からさまざまな化石が見つかっている。 長い首をもつ竜盤類のディアマンティナサウルスや翼竜、ワニ、カメ、肺魚、植物などで、多様な生物が共存していたことを物語っている。 |
|
|
メガラニアは更新世(約180万年~10000年前)のころに今のオーストラリアに棲んでいた。 この巨大なオオトカゲは、体長が5~7m、体重が600kgはあったであろうと考えられている。
メガラニアは現代のコモドオオトカゲのように毒をもっていた可能性がある。 体長が3mもある巨大ウォンバットのディプロドンをふくむ中型から大型の動物がメガラニアの主な獲物だったと思われる。 同じ頃に生きていたタスマニア・タイガーはもしかするとメガラニアに出会った可能性がある。 でも体長わずか1.5mのタスマニア・タイガーではメガラニアの食事になっていたかもしれない。 |
|
|
マストドンサウルスは約2億1500万年前、三畳紀後期に生きていた両生類。 今のカエルやサンショウウオの仲間だ。 でも現在の両生類最大のオオサンショウウオよりも身体はずっと大きくて4~5mもあった。 マストドンサウルスの特徴はなんといってもその三角形の頭。 1.25mもあったその頭でワニのように獲物に食いついていたのだろう。 魚を主に食べていたようだが、もっと大きな小型の恐竜もエサになっていたかもしれない。
その化石は主にヨーロッパで発見されているが、マストドンサウルスの一種(体長約1.5m)と考えられる化石が宮城県南三陸町の唐島でも見つかっている。 テコドントサウルスはやはり三畳紀後期に生きていた小型の恐竜で、体長は約1~1.5m。 おそらく植物を主に食べていた。 その化石はイギリスで見つかっている。 同じ頃にイギリスにいたキュネオサウルスの身体の大きさは約70cm。 サウルスといってもこちらはトカゲの仲間。 肋骨(ろっこつ)つまり、あばら骨が外側にのび、そこに膜があってモモンガのように木から木へ滑空していたようだ。 |
|
アロサウルスの一生は楽じゃない。 アロサウルスの化石に残っている、尻尾やあばら、アゴなどの骨が折れた跡や病気の傷跡がそのことを物語っている。 だけどどんなに傷ついても自分でそれを治すぐらいアロサウルスは強かった。
ステゴサウルスの尻尾の角の形とアロサウルスの傷跡がぴったりあった化石がある。 たぶんアロサウルスがステゴサウルスを襲ったときにできた傷だろう。 また、アロサウルスの歯型が残っているアパトサウルスの背骨の化石もある。 アロサウルスの歯はすぐに抜け落ちる。 でも後から後から生えてくる。 ちょうど今のワニの歯と同じようなしくみだ。 一本一本の歯 はナイフのような形をしている。 獲物の骨を砕くほど強いものではなかったけど、 肉を切り裂いたり、そぎ落としたりすることに適していたのだろう。 |
|
|
1997年から2001年にかけて新しい恐竜とみられる化石の一群がアルゼンチンの南部、ネウケン州で発見された。 2006年、その新種の恐竜はマプサウルスと命名された。 マプサウルスの発掘地はいわゆるボーンベッド(多くの化石が集まっている地層)であったため、少なくとも7つの個体がふくまれていた。 これらの化石を比較することでマプサウルスの成長の過程を知ることができる。 このように大型の肉食恐竜の化石がまとまったボーンベッドはたいへん珍しい。 今のところこのほかに、ユタ州のアロサウルス・ボーンベッドとカナダ・アルバータ州のアルバートサウルス・ボーンベッド、モンタナ州のダスプレトサウルス・ボーンベッドの三つのみが知られている。
白亜紀後期(約90~100億年)に生きていたマプサウルスの身体の大きさは約13m。 ティラノサウルスに匹敵するほど巨大な獣脚類だ。 でも、頭骨に大きな空洞があるなど、同時代に生きていたギガノトサウルスと比べて身体はもっと軽かったと考えられている。 ただ、ギガノトサウルスとマプサウルスの歯の形はよく似ていて、薄くてとても細長いが鋭く、肉を切り裂くことに適していたようだ。 一方、ティラノサウルスの歯は頑丈で断面が丸型をしていて骨を砕くようにできていた。 |
|
グリプトドンの仲間は南アメリカに出現した。 これまで発見されたグリプトドンの中で一番古い化石は、およそ4700万年前のものだといわれている。 その後 約300万年前、北アメリカと南アメリカの大地がパナマ地峡でつながるとグリプトドンの仲間の一部は北へ移動した。 この頃現在のアメリカ合衆国の南部に棲みついたと考えられている。 グリプトドンは身体の形から現在のアルマジロの祖先ではないかと考えられている。 また、甲羅やウロコをもたないけれどアリクイやナマケモノともつながっている。
グリプトドンの仲間の中でも一番大きいドエディクルス。 体の長さはおよそ4メートルもあり、重さは1トンもあったといわれている。 約200万年前に南アメリカに現われたドエディクルスは、11,000年前の氷河期まで生きていたと考えられている。 草食で、主に森林や草原に生息していた。 グリプトドンの化石はここをクリック! |
|
|
大きな2本の牙が特徴のサーベルタイガー。 最も古い仲間は始新世後期(4000万年前ごろ)に現れた。 サーベルタイガーは、ニムラブス科、バルボウロフェリス科、マカイロドゥス科の3つに分けられる。 ニムラブス科の代表的なものはホプロフォネウス。 下あごの骨が大きな牙を納めるように垂れ下がっている。 体長は1.1mほどだけど筋骨たくましい身体つきだった。 今のアメリカに約3800万年前に現れて480万年前ごろに姿を消した。 バルボウロフェリス科のバルボウロフェリス・モリスは約1000万年前、アメリカに棲んでいた。 獲物を待ち伏せし、大きな牙を突き刺して仕留めていた。 バルボウロフェリス科のその他の仲間は古いもので1690万年前に現れ、アフリカからヨーロッパ、ユーラシア、アジア、そしてアメリカにいたるまで生息地を広げていった。 でも、約700万年前に絶滅してしまった。
ホプロフォネウスが飛びかかっているのは、エンテロドン。 今の中国やアメリカに約3700万年前から1600万年前ごろまで生きていた。 イノシシに似ているけど別の仲間。 身体は大きいもので2m近くにもなり、鋭い牙をもっていた。 森や草原に棲んでいて肉も植物も食べる雑食だった。 |
|
大きいもので体長10mもあるダンクルオステウス。 約3億6000万年前、デボン紀後期の海で最も大きな魚だった。 肉食でおそらく向かうところ敵なしのダンクルオステウスは、軟体動物から魚まで何でも食べていた。 その噛む力はティラノサウルスと同じぐらいだからすさまじい威力だ。 でもサメの仲間ではなく歯のように見える牙も顎の骨が発達したものだ。 その化石はアメリカをはじめとして、モロッコ、ベルギー、ポーランドなど広い範囲で見つかっている。 同じころにいたサメの仲間はクラドセラケ。 その化石はアメリカで発見され、体長は1・8mぐらい。現在のネズミザメの仲間(ホオジロザメやアオザメなど)と身体つきが似ていてとても早く泳げた。 ただ、今のサメと違って、口は頭の下ではなく頭の先についていた。
約3億7000万年前、デボン紀前期の海にいたゲムエンディナも板皮魚類。 その化石はドイツで発見され、体長は30cmほどでエイのような身体をしている。 同じような体つきをした仲間の化石はアメリカや南アメリカのボリビア、アフリカのモロッコなどさまざまな場所で見つかっている。 現在のエイと違って口は上を向いて開いているけど、食べ物は今と同じように貝類やウニなど海底に潜む生きものではないかと考えられている。 ダンクルオステウスの化石はここをクリック! |
|
|
ポストスクスの化石はアメリカのアリゾナ州やテキサス州で見つかっている。 三畳紀の後期(約2憶2700万年前~2億2100万年前)に生きていたワニのような生き物だ。 ポストスクスは肉食で、身体の大きさは約5m、ティラノサウルスのような大きな頭をもっていてギザギザした歯は8cmもあった。 ワニと違って二本足で立つことができたらしく走るスピードも速かったようだ。
身体の大きさが約1mと比較的小さな恐竜エオラプトルの化石もアルゼンチンで見つかっている。 肉食と植物食の両方に適した歯をもっていてどちらも食べていた可能性がある。 エオラプトルも最も古い恐竜のひとつだけれども、もしかするとヘレラサウルスより古い時代から生きていたのでは、と考えるひともいる。 |
|
二枚貝の仲間イノセラムスはもう絶滅してしまったけど、白亜紀には世界中の海にいた。 形は今のカキのような形をしていて、大きさは手のひらサイズのものから大人の人と同じぐらいの巨大なものまでさまざま。 白亜紀後期のウェスタン・インテリア・シーウェイにもたくさんいてイクチオサウルスの仲間やモササウルスの仲間のエサになっていたようだ。
ちなみに今のところ最も古い二枚貝の化石は約5億1000万年前(カンブリア時代)のものだ。 イクチオサウルスの化石の写真はこちら。 ベレムナイトの化石の写真はこちら。 |
|
|
インドハナガエル (学名のナジカ・バトラクスがハナガエルを意味するから) はインドの南にある西ガーツ山脈に生息している。 身体が紫色をしているため英語の俗名はパープルフロッグ。 インドではモンスーン(雨季)が6月から9月ごろまで続く。 体長が7cmほどのインドハナガエルは、この時期の2週間だけ交尾のため地上にはい出てくる。 あとはずっと地中暮らしだから人の目にはめったに入らない。
ところでこのカエルは生きた化石だ。 なぜならこのカエルの属するセーシェル・ガエル科の祖先は約1憶3000年前ごろまでさかのぼることができるからだ。 その頃インドと陸続きだったセーシェル諸島とマダガスカル島あたりに生息していたと考えられている。 その後マダガスカル島は白亜紀後期にインドから離れていったが、インドハナガエルの祖先はその時インドに残ったようだ。 また、この頃のマダガスカルにはアベリサウルス科のマンジュンガサウルス(体長約9m)が生息していた。 白亜紀の半ばにその姿を現したアベリサウルス科の恐竜は、ケラトサウルスの仲間が南半球において進化したもので、カルノタウルスやアベリサウルスもこの科に含まれる。 さらに、白亜紀後期のインド中部には同じアベリサウルス科のインドスクス(体長約6m)もいた。 |
|
モササウルスの仲間のティロサウルスは体長が15m以上にもなり歯だけでなく尖った頭の先も強力な武器だった。 アメリカ自然史博物館やカンザス大学自然史博物館にティロサウルスの化石が展示されている。 |
|
かぎ爪の長さは90cmもある。 体長が10mぐらいだからどんなに大きな爪だったか想像できる。 長い首はキリンに似ているけど2本足で歩いていたよ。 恐ろしい肉食恐竜に見えるけど歯の形から植物を主に食べていたと考えられている。 エルリコサウルスやセグノサウルスなど同じような体つきをした仲間の化石が多く見つかっている。 それでも生態についてはまだまだわからないことが多い。 イチジクの実を食べるのをタルボサウルスに邪魔されてかぎ爪の一撃をくらわせている。 700万年前のモンゴルに生きていた。
|
|
|
レぺノマムスは、タスマニアデビルに似た哺乳類。 中国の東北地区に位置する遼寧省錦州市でその化石が発見された。 約1憶3000万年前にその姿を現したレぺノマムスはなんと恐竜の子供を食べていた。 草食のプシッタコサウルスの骨がレぺノマムスの胃の中から発見されたのだ。
時代も場所も離れているけどレぺノマムスの仲間はタルボサウルスと遭遇していたかもしれない。 |
|
サルコスクスは体長12m、体重8トンはあっただろうとされる巨大ワニ。 サルコスクスに狙われたら、大きな口を開けて市バスが突進してくるのと同じだ。 植物食のオウラノサウルスの死骸をアフロヴェナトルと獲り合っている。 オウラノサウルスは体長が約7m、体重は約4トン、アフロヴェナトルの体長は約9m、体重が約1,3トンだからサルコスクスがいかに頑丈で重たい体つきをしていたかがわかる。 西アフリカにある国ニジェールのサハラ砂漠でサルコスクスの化石は発見された。 いっしょに魚や亀の化石が数多く発見されていることから、サルコスクスやアフロヴェナトルが生きた約120万年前のサハラ砂漠は、湖が広がり河が流れ出す緑豊かな大地だったようだ。
|
|
|
魚のなかまは約5億年前に地球上に現れた。 アゴがなく、食べ物を吸い込んでいたようだ。 ちょうど今のナツメウナギと似ている。 一方、ウナギのなかまを追っかけているバリオニクスは、約1億2500万年前に現在のイギリスのあたりにいた魚食の恐竜。 身体の大きさは体長8m~9m、立ち上がったら5mほど。 発見された化石のあばら骨のあたりから魚のウロコや骨が見つかったことから魚を食べていたと考えられている。 また、ギザギザの歯の形は、ヌルヌルした魚をしっかりと噛んで逃さないのにぴったり。 前足の長い爪で魚を引っ掛けて捕まえていたようで、ヒグマのサケ獲りに似ている。 それにしても魚はエライ。 食べられることで今も昔もいろんな生き物の命を支えているから。 |
|
長がーい首のブラキオサウルス(体長24~28メートル)。 板のような骨をもつステゴサウルス(体長7~9メートル)。 両方とも約1億5000万年前、北アメリカに棲んでいた。 ノドサウルスのなかまミモオラペルタ(体長2~3メートル)もこの頃、シダなどの植物を食べて生きていた。 カメのなかまは約2億年前に、カエルのなかまも同じ頃地球上に姿を現した。 海と陸に身体の形や色をどんどん変えて、種類も多く、今でも立派に生きている。 1億5000万年前からほとんど姿をかえていないムカシトカゲ(体長60センチ)。 生きた化石として、2種類のムカシトカゲがニュージーランドで生きながらえている。 |
|
|
アンキロサウルスは、7,000万年前から6,500万年前の北アメリカに生息していた。 甲羅にとげをもつアンキロサウルスの仲間は、しっぽにコブのあるものと無いものの2つに分かれる。 もっとも古いコブのあるものはガーゴイレオサウルスで、無いものはパノプロサウルスだ。 1億2,500万年前ごろに現れて、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど世界中に広がった。 仲間の種類だけでなく、体長も2メートルから11メートルまで様々だ。 一方、最古のティラノサウルスの仲間の化石は、1億5,000万年前のものだ。 そして9,900万年前頃から世界中にいろいろなティラノサウルスの仲間が姿を見せるようになった。 その中にはモンゴルにいたタルボサウルスや、とても古い仲間のタイにいたシャモティラヌスがいる。 ティラノサウルスの大きさは、12メートルと巨大だけど、仲間の中には3メートルの小型のものもいた。 ティラノもアンキロも似たような形の仲間が数多くいて、ややこしい。 ちなみアンキロサウルスのコブの威力は、ティラノサウルスの足の骨を折るほどの破壊力があったようだ。 |
|
トロオドンは、白亜紀後期(70万年前~65万年前)に現在の北米とパキスタン、アフガニスタンあたりをうろうろしていた。 体長は2メートルぐらい。 正面を向いた大きな目は、暗い夜でも獲物と自分との距離を正しく感じ取れただろう。 さらに、足の骨格からすると、とても速く走れたみたいだ。 今のメガネザルの狩りに似ているぞ。 脳の大きさはその他の恐竜に比べて大きく、知能は高かったようだ。 トリケラトプスの化石も北米で見つかっている。 体の大きさは6メートル。 巨大な角は、ティラノサウルスでも追い払うぐらい強いけど、闇の中では役にたたない。 おまけに頑丈で敵の攻撃から身を守るエリマキも、重すぎて、素早く動くには邪魔になる。 トロオドンのチームは、こどものトリケラトプスを狙って、どんどん近づいてくる。 |
|
|
リプルードンは1億6000万~1億5000万年前に、現在のヨーロッパや中央アメリカあたりの海に棲んでいた。 海の中では鼻の穴を閉じて泳ぎ回っていたけど、匂いを嗅ぎわけることには優れていたようで、遠くにいる獲物でもすぐに見つけて、素早い動きで捕まえた。 身体は25メートルもあったけど、発達したヒレのおかげですごいスピードで泳げたのだ。 今のところサメの仲間は、小さなものだと4億900万年前から生きていたらしい。 海の殺し屋も、リプルードンに狙われたら、ひとたまりもない。 なにしろリプルードンの口はティラノサウルスの3倍も大きかったのだ。 優雅に泳ぐアンモナイトは今のオウムガイのご先祖様。 4億年前から6500万年前頃まで、世界中の海にいた。 ちなみにカニの仲間のもっとも古い化石は、ルーマニアで見つかった、1億5000万年前のものだよ。 |
|
草食恐竜のパラサウロロフスは、ティラノサウルスにやられたのか、既に死んでいたのかわからない。 巨大な体のため、素早く動けないティラノサウルスは、今のライオンやハイエナのように、時には死肉をあさっていたのかもしれない。 パラサウロロフスの屍骸をめぐって戦っているのはケラトサウルスの仲間。 歯の形から考えると、ティラノサウルスは肉を噛み砕かないでまる呑みしていたようだ。 獲物の骨がのどに詰まって死んでしまったティラノサウルスの化石も見つかっている。 約7,500万年前 (白亜紀後期) の北アメリカの出来事。 この頃の植物のなかには、シダ類やスギ類のなかに混じって果物のような実のついた植物があらわれてきた。 |
|
|
下顎がつきでたクシファクティヌスは、体調が6メートルもあった巨大魚。 海面に近いところを泳いで魚や海鳥を食べていたようだ。 今のホオジロザメのように、海から飛び上がるようにしてプテラノドンの仲間の翼竜さえ捕まえていたらしい。 一方、翼のを広げると長さが9mもあった巨大な翼竜プテラノドンだが、体重はわずか20キロぐらいしかなかった。 海の上をグライダーのように飛びながら魚をすくって食べていた。 危機一髪! 6,500万年前 (白亜紀後期) の北アメリカのどこかでこんなことが起こっていたかも。 |