トカゲ太郎のワンダー・ワールド
絶滅の危機にある動物たち
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すぐに助けが必要な種

 

オウム


オウム カカポ

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オウムの仲間(バタンを含む)は熱帯か亜熱帯の森林に暮らしている。生息地域はオーストラリアやオセアニア、東南アジア、中央および南アメリカ そして、アフリカだ。ほとんどのオウムは種子を主食としている。おそらく進化の結果として、オウムは種を割るための固くて大きなクチバシを発達させたに違ない。ある種は花の蜜や花粉を食べるが、その他のものの中には、カタツムリや昆虫、小鳥を狩るものもいる。オウムは長い距離を飛べないので、ある地域の固有種であることが多い。このことはオウムが生息地の損失に対して特に脆弱であることを意味している。

オウムは人を模倣する能力がとても高いことから動物園やペットとしてもとても人気がある。このためオウムの国際的取引量は巨大だけど、ほとんどのオウムが輸送の途中に死んでしまう。密猟と森林伐採が生息数の減少をまねいている。

カカポは世界の中で最も珍しい鳥の1つだ。飛べない鳥のカカポはニュージーランドだけに生息している。野生に生き残っているのはわずか120羽ほどだ。


 

コウモリ


フィリピンオオコウモリ

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コウモリは農地の広がりとともにその生息地を失っている。一方で、コウモリはぼう大な数の昆虫や害虫を食べることで農業に貢献している。にもかかわらず殺虫剤でも多くのコウモリが命を失っている。現在、世界中で約1200種のコウモリが見つかっている。その数は全哺乳類の約20%を占めていて、哺乳類で飛べるのはコウモリだけだ。(モモンガは滑空できるだけ)コウモリの約300種は絶滅が危惧されている。ほとんどのコウモリは一年で一頭しか産まないため、増加率がとても低いこともその理由に挙げられる。

巣とエサ場はコウモリにとって欠かせない。巣は昼間に休憩するとともに冬眠に必要な場所だ。巣となる場所は洞や崖の裂け目、葉、洞窟などだ。植物の葉を使って巣を作る種もいる。ほとんどのコウモリが昆虫を食べるけど、なかには果物を常食にするもの、小鳥やカエル、ほかのコウモリなどのセキツイ動物を食べるものもいる。わずかだが、ほ乳類や鳥類の血液を吸うコウモリもいる。果物を食べるコウモリは種をまき散らして森の多様性に貢献しているし、花の蜜を吸うものは受粉の役に立ってる。


 

霊長類


マウンテンゴリラ

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マウンテンゴリラの特徴は分厚くて長い毛だ。その毛のおかげで高山地帯の寒冷な気候に耐えられるのだ。マウンテンゴリラの主な食べ物は植物で、葉や新芽、茎などすべて食べる。また、果物や昆虫などを食べることもある。マウンテンゴリラにとっての脅威は、密猟や生息地の縮小、病気、生息地のある国々の社会の不安定などだ。

世界には234種の霊長類が暮らしている。野生のチンパンジーやボノボ、ゴリラ、オラウータンなどの大型類人猿はすべて絶滅の危機にある。その中でもマウンテンゴリラは最も脆弱で、中央アフリカの山林に暮らすわずか880頭を残すのみとなっている。マダガスカル島のキツネザルの全ての種も森林伐採と密猟によって絶滅の危機に瀕している。


 

サイ


ジャワサイ

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ジャワサイはインドサイの近縁種だ。どちらも角は一つしかなく、皮ふにしわがある。ただ、ジャワサイの身体はインドサイよりも小さく体長は2mから4mほどだ。泥はすべてのサイにとって泥の中で転げ回るためにとても大事だ。この行動によってサイは寄生虫や病気から皮ふを守る。また、泥は体温を下げてくれる効能ももっている。サイはまた塩をなめて必要な栄養素の補給をする。塩の中のミネラル分などはサイの常食の若い芽や枝、種、果物などには入っていないからだ。

現在、世界中には全部で5種のサイがいる。その中で絶滅危惧種でないのはシロサイだけだ。最も希少なサイは今やインドネシアにのみに暮らしているジャワサイだ。悲しいことに2010年にベトナムのジャワサイは絶滅が宣言された。野生にわずか40頭弱しか生き残っていないため、研究者でも観察することが非常に難しい。インドネシアにはほかにスマトラサイがいるが、こちらも約375頭が野生に暮らすのみとなり絶滅の危機に瀕している。主な原因は、生息地の減少と悪化だが、中国の伝統的な薬の原料となるサイの角を狙って密猟も後を絶たない。このためアフリカのクロサイやインドサイは未だに密猟の脅威にさらされている。


 

ネコ科


アムールトラ

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ほとんどの大型のネコは絶滅の危機にさらされている。なかでも、ユキヒョウやアムールヒョウ、アムールトラなどのアジアの大型ネコは厳しい状況だ。狩猟と生息地が失われていることが、主な原因だ。アムールヒョウは生き残っていくにはかなり厳しい段階に陥っている。わずか30頭ほどが野生に暮らしているだけで、約200頭が飼育されている。ユキヒョウは約6000頭が野生に暮らしていて、野生のアムールトラは約370頭だ。

密猟と生息地の減少によってベンガルトラの頭数も急速に減っている。野生で生き残っているベンガルトラは2500以下だ。

* ここにあげられた野生動物の生息数は、2008年から2012年におこなわれた調査をもとにしています。