トカゲ太郎のワンダー・ワールド
やめよう、魚の獲り過ぎ
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過去数十年のあいだ、魚の消費量が増えるにつれて世界中で大量の魚が獲りつくされていった。結果として漁獲量は年々減っている。獲れる魚の量だけでなく、魚の大きさも次第に小さくなっている。人間の食欲は魚が育つことを待てないようだ。ノルウェーのように持続可能な漁業のために厳しい規制を実行している国がある一方、ほとんどの国が魚の獲り過ぎを防ぐ効果的な規制を持っていない。

大きく成熟した魚を獲るということは、繁殖できる魚が少なくなることを意味している。

親がいなければ、子もいなくなるというわけだ。残っているのは若い魚だけになってしまったが、この魚たちさえ獲りつくされてしまう瀬戸際にある。漁業者には若い魚を獲る以外選択の余地がないからだ。

数十年の内に魚の消費量が増えたことで、漁船が大型化するとともに魚群探知機などの性能も上がった。一方、漁業者は以前にも増して長く働かなければならなくなった。魚を見つけることに加えて、利益をあげるだけの十分な漁獲量を確保することが難しいからだ。

養殖は解決策にならない。コイやサーモン、ティラピア、ナマズといった養殖魚のエサとして大量の野生の小魚が必要となるからだ。漁獲量の制限が唯一残された道で、魚の生息数が適正のレベルに回復するまで待つことになる。けれども、生息数があまりにも少ない場合、漁獲量を減らしても魚の数は回復することなく魚種によっては絶滅してしまうだろう。