トカゲ太郎のワンダー・ワールド
球体の中の食物網
English

動物のフンはその持ち主が何を食べ、何を消化吸収しなかったかを教えてくれる。例えば、フクロウのフンには骨と毛が含まれていて、これらを調べることでそのフクロウがどんな種類の動物を頻繁に食べるのか分析できる。アメリカではメンフクロウのフンが集められ、自然の教材として使われている。殺菌消毒されたこれらのフンは、4cmほどの大きさで簡単に扱える。

Burn Owl
Barn Owl


メンフクロウのフンを調べるのに必要なのは、ビニール手袋とピンセットだけ。
メンフクロウのフンを調べるのに必要なのは、ビニール手袋とピンセットだけ。
フンを解体していくと、げっ歯類の頭骨が出てきた。メンフクロウは、獲物をほとんど丸呑みにするため、頭部がそのまま残っている。
フンを解体していくと、げっ歯類の頭骨が出てきた。メンフクロウは、獲物をほとんど丸呑みにするため、頭部がそのまま残っている。

メンフクロウは、中米を含む南北アメリカ大陸、東南アジア、インド、アフリカ、そしてヨーロッパに生息している。寒冷地や砂漠は好まないようだ。それぞれの生息地で多く捕獲できる動物が違うため、獲物の種類は様々だ。獲物は小型の動物を中心に、げっ歯類、鳥、トカゲ、カエル、昆虫など。メンフクロウの家族が繁殖の期間に食べる *(1)げっ歯類 は、3000匹、ネズミの仲間は1500匹にもなる。このためメンフクロウは人間にとってとても有益な動物と考えられている。メンフクロウは動物の生息数を適正な状態に保つ重要な役割を果たしているのだ。

これは、おそらくハタネズミの頭骨だ。
これは、おそらくハタネズミの頭骨だ。
What did the burn owl eat?

*(1) げっ歯類にはネズミの仲間のほかに、リスやモグラの仲間が含まれる。