トカゲ太郎のワンダー・ワールド
マングローブ林
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マングローブの王国

マングローブ林は熱帯と亜熱帯の沿岸に広がっている。マングローブ林は海水や潮の満ち引きなどの厳しい環境に耐えられる数種の植物で成り立っている。満潮時マングローブの根は完全に海中に沈んでしまい、逆に干潮時には太陽光で海水の水分が蒸発してしまいマングローブ林の土に含まれる塩分の割合が高くなってしまう。約110種あるマングローブだけがこのような環境に適合できる。フジツボの仲間やカイメンの仲間、カキ類などの海水をろ過して食べ物を得る生き物たちもまたマングローブの根にくっついて暮らす。

マングローブ林(トカゲ太郎のワンダー・ワールド)


マングローブは広い範囲に根を伸ばし陸上から流れてくる土をしっかりとつかみ、侵食や津波から陸域を守っている。複雑に絡み合った根は幼魚を天敵から守ってくれる。一方、泥の中に身を隠すエビやカニはマングローブの葉を食べて分解することで、底生生物にエサを供給している。さらにマングローブ林に溜まった泥の層は重金属を吸収することで重大な海洋汚染が引き起こされることを防いでいる。

マングローブ林(トカゲ太郎のワンダー・ワールド)


マングローブ林(トカゲ太郎のワンダー・ワールド)

    ノコギリガザミはアフリカ、アジア、オセアニアにあるマングローブ林に生息している。オーストラリアへラサギはオーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、インドネシアなどの国々に暮らしている。マングローブは呼吸根を泥から突き出して呼吸をしている。


マングローブ林(トカゲ太郎のワンダー・ワールド)

地球の生態系にとってマングローブ林はとても大切であるにも関わらず、世界中の約半分のマングローブ林が姿をすでに消してしまった。エビの養殖業はフィリピンやベトナムなどの国々で重要な産業となっている。そしてその養殖地を造るためマングローブ林が犠牲になったのだ。マングローブ林が与えてくれる恵みがいかに膨大であるか気が付いた国もある。タイではマングローブ林の開発は禁じるか、または制限を設けている。





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