トカゲ太郎のワンダー・ワールド
猿について
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すべての霊長類は、ケラチン質の爪がついた五本の指を持ち、顔の前面に目がついている。このため、モノをしっかりとつかむことができるし、モノとモノの間の正確な距離を測ることもできる。霊長類には大きく分けて、曲鼻猿亜目と直鼻猿亜目の二つのグループがある。前者には、キツネザル、アイアイ、ロリスなどの仲間が含まれる。後者には、メガネザルと真猿類がいる。真猿類は、狭鼻下目(旧世界猿とヒト上科)と広鼻下目(新世界猿)によって構成されている。ヒト上科には、ボノボ、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、テナガザル、そしてヒトが含まれる。だから大まかに言って、霊長類はキツネザル、メガネザル、サル、ヒト上科に分けられる。

ここでやっとお猿さんが浮かび上がった。旧世界猿は、長い尻尾をもっているけど、進化の過程で短くなったものもいる。また旧世界猿は、新世界猿のように尻尾でモノをつかむことができない。この二つの猿のグループは、そのほかに鼻のつくりが違う。オナガザルやヒヒの仲間は、旧世界猿に含まれる。新世界猿には、マーモセットやクモザルの仲間がいる。オナガザルは、日本と東南アジア、インドに暮らしている。ヒヒはアフリカのお猿さんだ。新世界猿は主に南米に暮らしている。



カニクイザル
カニクイザル


タイのカニクイザルとブラジルのフサオマキザルは、道具を使うというとても珍しい行動をとる。カニクイザルは二枚貝などを石で砕いて食べるし、フサオマキザルも同様に石を用いて木の実を割る。何が二つの種を特別なものにしているかというと、石を道具に用いていることだ。霊長類の中でも石を使うのはヒトとチンパンジーだけで、この行動は非常に稀である。指と親指を複雑に動かしてモノをつかむことが要求されるだけでなく、正確に石を操ってエサにぶつけなければならないからだ。どちらのお猿さんも自然環境に信じられないほど適応している。

フサオマキザル
フサオマキザル