トカゲ太郎のワンダー・ワールド
プリンス・ルーパート
野生動物保護センター

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(訪問日 2007年8月5日)

野生動物保護センター (Prince Rupert Wildlife Rehab Shelter)
http://www.prwildlifeshelter.org


プリンス・ルーパートは、ココ!

カナダのブリティッシュ・コロンビア州北部、太平洋側に位置している漁業の盛んな町。ここで獲れた鮭やハリブット(ヒラメの種類)、数の子など沢山の海産物は、日本にも輸出されているよ。


ナンシーさんとガンターさんご夫妻が施設を管理、運営しています。 また、二人の協力者であるトビーさんがこの活動の広報と資金管理をして、二人の活動を支えています。

ナンシーさんとガンターさんは70代の高齢者ながら、精力的に動物の世話をもう18年間も続けています。 夫婦の活動はスミザーズの場合と同じく、民間からの寄付と夫妻の私費によって支えられています。 この施設の専門は鳥類。 現在ここで療養しているのは、白頭鷲フクロウガチョウ、そして無数の小鳥。 また鹿ミンクも一時期保護されていました。 さらにどんな命でも救いたいという夫妻のポリシーから、飼えなくなった犬猫のようなペットも引き取っています。

ご夫妻の自宅には、年間で約500件ほどの動物保護情報が一般から寄せられ、その都度ガンターさんが出かけていく事になります。 しかし、そのほとんどが、空振りになるケースです。 それでも施設に直接運ばれてくるものなどを含め、約800ほどの動物を毎年助けています。

お二人のの凄いところは、その治癒の確率です。 ほかの同様の施設が30%ほどの治癒に対して、夫妻は80%の保護動物を治癒し、野生に戻しています。 現在は様々な方面からの寄付で新しい鷲舎が建設され、再びリハビリテーションが始められています。

    トカゲ太郎が小屋に入ったときの、白頭鷲のリアクションです。 かっこいい~。

治療は高額なため、いつも獣医さんに頼ってはいられない。
そのため、ナンシーさんは専門知識と技術を身につけ、自らこの治療室で動物の治療をおこないます。

ボランティアの難しさ

一般のボランティアは長期にわたって動物の世話をすることが困難であるため、夫妻の仕事のリズムはかえって乱されることもあります。 また、保護動物は一対一の関係を人に望むため、見慣れない人々にストレスを感じてしまったり、心を開かないケースが多いのです。 つまり、夫妻の仕事は個々の動物との長期による信頼関係によって成り立っています。 そのため、他人に引き継ぐというのが大変に難しいのです。

    農薬に汚染されたネズミを食べ続けた結果、足が不自由になってしまいました。
 
    フクロウの食事はネズミのみ。一日4匹たいらげます。足が不自由なため、自分で狩をすることはできません。

ナンシーさん、ガンターさん宅の庭が治療所です。 前景の芝生の下には、粉砕された木材が敷き詰められているので、踏むとフクフクしていて気持ちがいいんだ。



ここが白頭鷲たちのすみか。ハリの部分が曲がっているの、わかる? 去年の大雪に押しつぶされてしまった痕です。

 

緊張している時、そして暑い時にこのような表情をします。 5歳をすぎると頭部が真っ白な羽に生え変わります。

初めての保護動物

夫妻が始めて保護した動物は、。 サギは頑固でエサを食べようとせず、無理やり口の中に押し込んでも吐き出してしまう始末。 オマケにくちばしで目を突付いてくるので、危険きわまりない。 困ったナンシーさんが、考え付いた究極の手は、スプーン1杯のウォッカ。 食べ物に少量を混ぜて与えると、とたんに酔いがまわっておとなしくりました。 その後は、これをきっかけに、エサを食べてくれるようになったそうです。 ちなみに、ウォッカも大好きになってしまったんだって。

ナンシーさんは子供の頃から、動物を助けていたそうです。 そのせいか、彼女は不思議と動物の気持ちがわかるそうです。 ある日、センターに運び込まれてきた白頭鷲の様子は、誰の目にももう死期が近いことが明白でした。 でも、ナンシーさんだけはそのが生きる意志を持っていると確信して治療をほどこしました。 そして、ついには、完治させ、野生に戻すことができたそうです。 またその逆で、死期が近いこともナンシーさんにはわかるそうで、その場合はなるべく楽に最後の時を迎えさせてやるのだそうです。

シャイな小鳥達を見せてくれようと、ナンシーさんが枝を上げてくれています。

 

出てきた!フタオビチドリです。

さかさまにぶら下がっているのは、
「元気になったからもう出して~」 というサイン。
「もうちょっとの我慢よ」と、ナンシーさん。


ナンシーさんは保護した鳥の胸を耳に当てて、そのバイブレーションを感じます。 こうすることで、自分自身の持っている波長と動物の波長を繋げて動物の意思を読み取るのだそうです。 トビーさんは二人について、生き物に対する深い愛情が結局瀕死の動物達を蘇らせる不思議な力をうみだすのではないか、と感じています。

最後に、二人のお気に入りの動物は?
ガンターさんがハチドリナンシーさんがシカだそうです。

左から、ガンターさん、ナンシーさん、トビーさん。

皆様からの援助が必要です。

詳しくは、ナンシーさん、ガンターさんのホームページで。

送金先は、

Canada Trust Dominion Bank, Prince Rupert Branch
Transit Number: 9340, Account Number: 5201928

もしくはトビーさんへお電話を。1-250-627-9270

または、トカゲ太郎に直接メールでご相談ください。

この時、この施設は完成間近でした。 自然光がいっぱい入ってきて、照明、暖房、水道も完備された最新のものです。