トカゲ太郎のワンダー・ワールド
動物たちの抵抗
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ペンギン 

ガラパゴスペンギン以外のすべてのペンギンの種が南半球に暮らしている。そしてペンギンは皆食べ物を得るために海を必要としている。肉食で、イカやオキアミ、甲殻類、魚などの獲物を捕食する。冷たい水がそうした獲物たちを海面近くまで運んできてくれるため、ペンギンたちは冷たい水の流れ近くにいる。

過去数十年間ペンギンたちは、気候変動に合わせてその自然の生息地を変えてきた。気温の上昇はペンギンたちのあらゆる生活の様子を変えてしまった。氷の上にできた割れ目はペンギンたちが歩き回ることを妨げ、営巣地から海岸線までの距離はどんどん広がり、ペンギンたちがパートナーや幼鳥にエサを運ぶことが困難になってしまった。

ペンギンの生息数は減っている。地球の気候変動が減少の主な原因と考えられている。特に、アデリーペンギンやコウテイペンギン、イワトビペンギンには深刻な影響が出ている。これらのペンギンはすべてオキアミを食べるけど、多くの氷塊が解けることでそのオキアミが減少しているのだ。春に南極のオキアミは氷にくっついた藻類を食べる、また大きな氷の塊は幼生のオキアミの隠れ場所にもなっている。

一方、すべてのペンギンが減っているわけでもない。ジェンツーペンギンやヒゲペンギンは後退している氷によって生息域を広げている。これらのペンギンは沖合で狩りを行っているため、氷が解けることで南へ南へと暮らしの場を広げることができるのだ。おそらく他のペンギンたちも、営巣地やエサ場を変えることで新しい環境に合った暮らしができるかもしれない。ただ、現在の気候変動はペンギンたちが追いつけないほどの速さで進んでいるようだ。

いずれにせよ、ペンギンたちは気候変動を止めることはできない。それができるのは人間だけだ。

ペンギン
実際のナンキョクオキアミの大きさはもっと小さく、6cmぐらいだ。