トカゲ太郎のワンダー・ワールド
川の自然 その2
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(2013年10月) 川の中流のおはなしはこちら

上流または渓流域に暮らしている生き物は水質や水温に敏感だ。サワガニがいれば川の水がきれいな証拠だ。他のカニと違って海に出ることはなく一生を川で過ごす。サケの仲間だけどヤマメも海で暮らすことはない。水温が高すぎると生きていけなくなるので、渓流で見られる魚だ。樹木でおおわれた渓流は直射日光によって水が温められることがなく、川面にせり出した枝から枯れ葉や昆虫が落ちてきて魚や他の生き物のエサになる。

トビケラの幼虫も渓流に棲み、長野県では食用の昆虫だ。カエルのような顔をしたカジカは海と川を行き来するもの、一生川にいるものの両方がいる。川に暮らすカジカはトビケラの幼虫などの水生昆虫を食べる。メスが産卵した後、オスは岩にくっついた卵を幼魚が かえるまで守る。カジカガエルもまた渓流の住人だ。テナガエビはふつう中流から下流域にかけて見られる。でも、ヒラテナガエビ(ヤマトテナガエビ)は珍しく急な流れをさかのぼり渓流に暮らしている