トカゲ太郎のワンダー・ワールド 働く動物たち




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守るのが本能

ラマ

人間のかわりに羊の群れを移動させたり、外敵から守ったりする牧羊犬。 ところが北米には牧羊ラマがいる。 ラマは羊の群れの中に入ってしばらくすると、その群れを自分の群れとして守ってくれる。 この本能のおかげで犬に比べて訓練もそれほど必要としない。 また、ラマにとってイヌ科の動物は天敵。 コヨーテオオカミが羊の群れに近づくとまず鳴き声で群れに注意をうながす。もっと近づいてくるといよいよ攻撃開始。 足で地面を叩いて威嚇したり、つばを吐きかけたりする。 それでもだめならキック。 さすがのコヨーテもこれでは退散せざるをえない。

とても臆病な羊たちはラマといっしょにいると落ち着いていて、気分もいいのだそうだ。



 

空からの護衛隊

カリフォルニアとカナダ西部のワイン用ブドウ畑では、ムクドリにより数億円の被害がでている。 バーン! バーン! という銃のような音を鳴らしたり、駆除スプレーで無数の小玉を浴びせかけたり、プラスティックネットでブドウを守ったりしているが、効果はいまいち。 なぜならムクドリはとても賢いのだ。 銃声だけで害がないとわかるとすぐに慣れてしまうし、駆除スプレーがどのくらいの距離までとどくのか正確に知っている。 ネットは有効だが、費用がかさんでしまう。

そこでハヤブサの登場となる。 自然界ではムクドリの天敵なのだ。 トレーナーの腕から放たれたハヤブサは、一気に500メートル上昇、そこからムクドリの群れをめがけて急降下。 ムクドリたちはその姿を見てあわてて飛び去っていくのだ。 そして、襲われた恐怖から再びブドウ畑に戻ってくるまでそうとう時間がかかるという。

ハヤブサはこの他にも空港や空軍基地で飛行機に衝突するカモメやハト、雁を追い払う役目もしているよ。

ハヤブサ



 

あ~食べちゃった

豚のトリュフ堀り

高級食材トリュフ(セイヨウショウロ)はキノコのなかま。 樫や松、モミなどの木の根元に生える。 アメリカのオレゴン州やワシントン州、オーストラリア、ヨーロッパで収穫されて、1個数万円で売られるからマツタケ並みの値段だ。

このトリフを見つけるのに活躍するのが嗅覚の鋭いイヌとブタ。 イタリアではチーズをトリュフに見立ててイヌを訓練する。 南フランスではメスのブタさんがトリュフを探索。 でも、ブタは見つけたら食べちゃうので飼い主は急いで採らないといけない。

イヌはトリュフを食べないから探すのはあくまで遊び、1時間もすると飽きてしまうものもいる。 その点ブタは食べたいから人間にかまわずどんどん探しまくる。

人間は仕事として、イヌは遊び、ブタは食べ物としてそれぞれ分担して仲良暮らしている。